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しみ・美白・赤ら顔

しみの種類と治療法

「しみ」といってもさまざまな疾患の総称です。 一般的には肝斑、雀卵斑(ソバカス)、老人性色素斑や炎症後の色素沈着や色素を有する皮膚腫瘍等が含まれます。

シミの治療では診断がとても重要です。なぜならばシミの種類によって治療法が異なるからです。また一方でシミの確定診断はしばしば困難で、治療を進めていくうちに判明することもよくあります。
実際には、加齢とともに顔に出現してくるシミには多種のものが混在する場合が多いです。最近では、これらをまとめてAging Complex Pigmentation(ACP)と称し、保存療法とレーザー治療をうまく組み合わせて効果的で安全な治療を行うことが大切と考えられるようになってきました。

1. 肝斑 境界が比較的明瞭な淡褐色のしみが両下眼瞼〜両頬に左右対称性にでき、徐々に広がっていく。 レーザートーニング
BRAメラライトピーリング
イオン導入(トラネキサム酸、ビタミンC誘導体)
東大式美白剤 (トレチノイン、ハイドロキノン)
内服薬(トラネキサム酸他)
2. 老人性色素斑 紫外線による肌老化(光老化)が原因でできる境目がはっきりとした大小の褐色斑 レーザーフェイシャル
QスイッチYAGレーザー
Co2レーザー
内服薬(ビタミンC、E、L-システイン)
3. 雀卵斑
(ソバカス)
直径5oまでの小さな色素斑で、両頬〜鼻にできる。遺伝性があり紫外線により増悪します。 レーザーフェイシャル
QスイッチYAGレーザー
内服薬(ビタミンC、E、L-システイン)
4. 炎症後色素沈着
(PIH)
日焼け、虫刺され、熱傷、けが、にきび等の何らかの炎症が起きた後に生じる境界不明瞭な色素沈着 レーザートーニング
BRAメラライトピーリング
東大式美白剤 (トレチノイン、ハイドロキノン)
高周波温熱療法
イオン導入(トラネキサム酸、ビタミンC誘導体)
内服薬(トラネキサム酸、ビタミンC)
5. 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM) 両頬の上部に灰色〜青みを帯びてぼんやりと出現 トレチノイン療法
QスイッチYAGレーザー

1.肝斑

主として中年女子の顔、(額、下眼瞼、頬など)に対称性に生ずる、境界が比較的明瞭な淡褐色斑です。アジア系女性には軽度のものを含めればごく普通に存在するシミです。まれに男性にもできます。頬に散発したり地図状に広範囲に広がったり額や鼻下に発生することもあり、治療前に老人性色素斑等他のシミとの区別が難しい場合や混在することもあります。
肝斑の発生する詳しい原因は不明ですが、女性ホルモンが関わっていると考えられています。日焼けや機械的刺激(洗顔・化粧・マッサージなど)、妊娠や経口避妊薬内服で増悪することが知られています。
肝斑に対しては通常保存的治療として日焼けや機械的刺激(洗顔・化粧・マッサージなど)を避け、美白作用と抗炎症作用のある薬剤(トラネキサム酸)の内服をおこないます。3〜6ヵ月の保存的治療である程度の改善が期待できますが、全体的な改善には非常に難渋し、肝斑治療の1クールは約2〜3年といわれています。
通常のレーザー治療は禁忌でしたが、レーザートーニングという特殊なレーザー治療法が効果的です。
肝斑の新しい治療法である「レーザートーニング」は、肝斑が改善するまでの期間を大幅に短縮(約2カ月間)しました。 いったん改善した肝斑も放置すれば再燃してきますので、アフターケアが大切です 。

主な治療法
  • レーザートーニング
  • 内服療法(トラネキサム酸(1500mg/日)、ビタミンC、ビタミンE、L-システイン)
  • BRAメラライトピーリング
  • トラネキサム酸(TA)イオン導入
  • 東大式美白剤
  • プラセンタ注射
肝斑治療前 ⇒ 肝斑治療後
肝斑治療前   肝斑治療後

2. 老人性色素斑(エイジングスポット)

「老人性」といっても若い人にもできます。紫外線で増悪します。
老人性色素斑はレーザー治療などで完治が期待できるシミです。なかでもQスイッチレーザーは選択的にメラニン顆粒を破壊し、1〜3回の治療で老人性色素斑を消すことができます。ただし、治療部分に約2週間の軟膏塗布とガーゼ貼付が必要です。
ガーゼやテープの保護が無理な方は、レーザーフェイシャル治療という優しいレーザーの治療もあります。効果はQスイッチレーザーには劣りますが、ダウンタイムが殆どなく、広範囲のシミ・くすみにはお勧めです。美顔を兼ねたお顔全体のレーザーフェイシャル治療に加えて特に気になる部分のみQスイッチレーザーのスポット照射という組み合わせも可能です。レーザーフェイシャルはガーゼ保護が不要で直後からメイクも可能です。

主な治療法
  • レーザー治療
  • 東大式美白剤
  • 内服療法(ビタミンC、ビタミンE、L-システイン)
老人性色素斑治療前 ⇒ 老親性色素斑レーザー治療後
老人性色素斑治療前   老親性色素斑レーザー治療後

3. 雀卵斑(ソバカス)

直径5ミリまでの小さな色素斑で遺伝性があり紫外線により増悪します。

主な治療法
  • レーザー治療
  • 内服療法(ビタミンC、ビタミンE、L-システイン)
ソバカス治療前 ⇒ ソバカスレーザー治療後
ソバカス治療前   ソバカスレーザー治療後

4. 炎症後色素沈着(PIH)

主として顔や頸部にみられる境界不鮮明な色素沈着で、何らかの炎症が起きた後に生じます。日焼け、虫刺され、熱傷、化粧かぶれ、ニキビ、皮膚治療などが原因になっていることが多いようです。

主な治療法
  • BRAメラライトピーリング
  • イオン導入
  • 東大式美白剤
  • 内服療法(トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE、L-システイン)
  • レーザートーニング
  • 高周波温熱療法
  • プラセンタ注射
炎症性ニキビ ニキビ後色素沈着 背部ニキビ後色素沈着
炎症性ニキビ ニキビ後色素沈着 背部ニキビ後色素沈着

5. 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM、両側性遅発性太田母斑様色素斑)

正確にはアザに分類されます。両頬の上部に灰色〜青みを帯びてぼんやりと出現します。肝斑や老人性色素斑、ソバカスなどと混在していることも多く、そうなると判別が非常に難しくなります。

主な治療法
  • トレチノイン治療 ・・・ まずトレチノインで浅い部分のしみを除去
  • Qスイッチレーザー ・・・ 次にQスイッチレーザーで深い部分のしみを治療
ADM治療前 ⇒ ADMレーザー治療後
ADM治療前   ADMレーザー治療後

6. 乳頭・乳輪の黒ずみ

乳頭・乳輪の黒ずみには、東大式美白剤内服療法プラセンタ注射ビタミンC誘導体イオン導入等の併用治療が効果的です。

治療前 ⇒ 東大式美白剤治療後
治療前   東大式美白剤治療後

7. アトピー等による黒ずみ(色素沈着)

アトピーでお悩みの方、アトピーで肘の内側や膝の裏側、ワキ等が黒ずんでいる方に朗報!

アトピー等の肌荒れ乾燥などの症状の改善と赤味やくすみ・黒ずみ、色素沈着の治療
高周波温熱療法イオン導入(ビタミンC誘導体、プラセンタ他)の併用治療が著効します。
週に1〜2回のペースで10回位が目安です。レーザートーニングも効果的です。

症例写真(アトピーによる肌荒れと色素沈着)
肘窩(肘裏)治療前 ⇒ 肘窩(肘裏)治療後
肘窩(肘裏)治療前   肘窩(肘裏)治療後
膝窩(膝裏)治療前 ⇒ 膝窩(膝裏)治療後
膝窩(膝裏)治療前   膝窩(膝裏)治療後
腋窩(ワキ)治療前 ⇒ 腋窩(ワキ)治療後
腋窩(ワキ)治療前   腋窩(ワキ)治療後
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